今年もまたまた太鼓ワークショップに行ってきました。昨年に引き続き、谷口卓也さんのご指導。卓也さんは前日ウィーンでコンサートだったそうで、お疲れ気味のご様子で到着。そのためかちょっと頬がしまって男前度に更に磨きがかかっている!(皆、韓流とか言ってるバアイじゃない(笑)!)
恒例のウォーミングアップの後、基礎と卓也さん作曲の練習曲「篠付くの雨」を練習。恥ずかしながら私はこの言葉を知らなかった。固い篠竹が地面を突き刺すように激しく降る雨。折りしも外は典型的な四月の気まぐれ天気で、雨も何度も降ったりやんだり。この曲を何とか三日で覚える。私の大好きな「大江戸助六太鼓」(雅!)ばりの振りもあり、個人的に大いに盛り上がる。
そして今回の宝物は何と、インプロビゼーションをしてみたこと!ずっとずっとやってみたいと思っていたけど、実は一度もやったことがなかった。普段の練習でも、一度トライする話が出て、楽しみにしていたのだが、結局曲が優先で立ち消えになったっきり。
リズム畑からきた人たちはインプロにはオープンだが、武道派の方たちはなぜかやってみたがらない人が多い。なぜこんなにもインプロしてみたいと思わないのか、私にはとっても謎。技量がないと叩けないと思っているふしもある。まあ、「それどころじゃないのよー!」というのが正直な声。
でも技量がないなりに、やってみたかったのだ。練習終了後、卓也さんに促されてもう一人の太鼓仲間のジルビアとおっかなびっくり始めたインプロ。楽しい!でも普段、手とかそこらへんのものを叩いて遊ぶのとはやはりわけが違い、コーディネーションもリズムもかみ合わない。難しい!でも何かすごく楽しい!前にいる卓也さんは撥も体も自由自在に操り、時に踊りも交えて叩いている。隣のジルビアも楽しそう。何コレ、すごい気持ち良い!
恐らくインプロしてみたい私の願望を汲んで下さった卓也さんに感謝。気合入れて太鼓叩いているときの卓也さんももちろん男前だと思うけど、リラックスしてインプロビゼーションしているときの笑顔もステキでした。いやいや、本当、韓流とか言ってるバアイじゃない(私が言ってるわけじゃないが)。皆、東方神起じゃなくて卓也さんのコンサートに行こう!それにしても、林英哲さん筆頭に卓也さん級の太鼓奏者が何人も揃う風雲の会のコンサートなんか行ったら、すごすぎて私倒れちゃうかもしれない。
しかし、インプロはさておき、やっぱり曲は曲できちんと打てるように練習していかなくては。というか、やっぱりきちんと叩けてやっとインプロもできるのだろうし。限りある時間が惜しい。他に思ったのは、股割りの大事さ。バレエを子供の頃からやっている人は股関節が開いているが、そうでないとなかなか。足場がしっかりしてはじめて上半身が自由に動くし、体重移動もキレイにできるものね。股裂きにならないよう注意しながら股割りの練習を毎日してみようと思う。
それにしても、この太鼓人気。ドイツでは私が聞いたことあるだけでも20の和太鼓グループがある。人口密度が高く、日本人も多いデュッセルドルフ周辺が一番多いが、将来、ブラジル並みにそこここで太鼓の音が聞こえて来る、なんて妄想もなまじありえないことではないのかも知れない。
ワークショップを終え、毎年のように名残惜しく家路についていると(祭りの後のような寂しさ!)、夕方ごろ家から電話が。息子が電話口で泣いてる。金曜の朝幼稚園で別れて、土曜日までは平気だったようだが、この日は朝から「ママはあとどのくらいしたら帰ってくるの?」とずっと繰り返していたそうで、耐えられなくなってパパに電話してもらったらしい。あと15分で家に着くよ、と慰める。帰ったら息子はやっぱり泣きながらお出迎え。「抱っこー!」。この頃は16キロもあるので避けていたが、このときはずっと抱っこしてあげました。うーん、このにおい、息子のにおい!息子もがんばった週末でした。
このあと空に大きな虹が二重でかかり、「虹だよ!」と叫ぶと息子の機嫌は一瞬にしてなおり、一緒にリビングの窓からしばしビッグ・ダブル・レインボウを眺めたのでした。
